竹内銃一郎のキノG語録

口ずさむ歌ベスト3 「満ちる」、いよいよ佳境に2011.12.12

また泣いてしまった。
いま来年3月にMODEで上演される予定の台本を書いていて、それがもう終わり近くになっているのですが。
それは、ともに映画監督である父と娘の確執の話で。
父が久しぶりに撮ることになった映画のシナリオを、いろんな事情から、娘が書くことになり、ま、スッタモンダ いろいろありまして。
ふたりでその映画のラストシーンをどうするかって話になって。
娘は、ヒロイン(殺し屋!)が自分の娘の手を引きながら人気のない浜辺を歩いていると、娘が歌を歌いだすことにしたいと言い(父の案では、ヒロインの方が歌うことになっていた)、その娘(映画の中の)に、美空ひばりの「私は街の子」を歌わせたいと言う。それは、実は父親の十八番の曲だったのだ!
ここんところの台詞を書いてたら、わたしの瞳からハラハラと大粒の涙が ……
これだけじゃ、なんのこっちゃ分からないと思いますが。気になるひとはぜひ劇場まで。
最近わたしがよく口ずさむ歌 ベスト3!!
①佐々木新一「あの子探して」
花の東京のど真ん中 ぐるり回るは山手線
皇居丸ビル右に見て トンとひと駅下ります
これが歌詞なんですが、多分40年くらい前の歌だから、 若いひとは知りませんね。 「山手線」の最後の「せん」、「下ります」の「ます」のところでコブシをまわす。これがたまりません、なのです。
これを歌うのは、ま、気分のいいときですかね。歌自体は明るくないんですが、気分がいいと前述した「コブシ」がうまく回るんです。
②小林旭「ダイナマイトが150t」
ダイナマイトがヨー、ホホホー ダイナマイトが150t
歌詞はここしか知りません。これももちろん古い歌。 ホホホーってところがアキラ節ですね。意味が分からない。そこがたまりません。
これを歌ってるのは、もうどうにでもなれとか、そういう気分のときですね、多分。人生いろいろありますから。 これは、そこそこ大きな声を出さないと気分が出ないので、ひとりで道を歩いてるときなんかに歌います。
アキラの歌はよく歌う。
「嫌だ、やだやーだ、別れェちゃァ、やーだぁと」とか、「愛はせなんだか 小島のかもめ」とかね。
後者を最初に聴いたのは、中学生の頃だったか。「あいはせなんだか」ってどういう意味なのか、さっぱり分かりませんでした。 いずれにせよ、アキラの歌はうさ晴らしにぴったりです。
③だいたひかる「どうでもいいですよー」
どうしたんですかね、だいたひかる。ファンでもなかったし、ほんと、どうでもいいですけど。 でも、ふっと出てくる。どうでもいい気分になったとき。
①②は、高音の歌ですが、これは低い声で歌う歌。気分が落ち込んだときにこの歌を歌うと、マイナス×マイナスになるからプラスになるんです。
ホントかな???
いやあ、今日はほんとにどうでもいいことを書いてしまった。スミマセンヌキ。

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