竹内銃一郎のキノG語録

大和屋くんと平野と園原くん2014.03.24

土曜深夜。関テレの「うまんちゅ」に大和屋くん登場。懐かしや、10数年ぶりの再会。テレビの画面越しだけど。
髪が真っ白になっていて、一瞬目が点に。苦労してんだなあ。でも、天皇賞馬の馬主だもんなあ。
もう41歳。その話しぶりが若い頃と同じで、怪気炎。笑った。ジャスタウェイ、今週のドバイも勝っちゃうんだろうか?
なんてことがあったと思ったら、今日の昼過ぎ、思いがけぬ訃報が届く。卒業生が亡くなったという。まだ27,8ではなかったか。いくらなんでも若すぎるゾ。いくら非情なわたしでも、沈むときは沈む。
というところへ、その2時間後。これまた思わぬひとから電話。最初の劇団、斜光社の後半から次の劇団、秘法零番館の初期の公演ポスターを作ってもらっていたSくん。ことばを交わすのは、多分30数年ぶり。初めて会ったときは、まだ美大の学生だったが、幾つになったの? と聞いたら58で孫が3人もいるという。アチャー。
寺山修司の、多分「コメット・イケヤ」(ラジオドラマ)だったと思うけれど、新しい星が発見されたときには、どこかでひとつ星が消えてる、世界はプラスマイナスがゼロになるようになってる、というような台詞があったが …
「王になった男」。韓国映画。酒席でタイコ持ちみたいなことをやっていた下賎な男が、王に似ているというので影武者になって …というお話。どこといって新味はないが、シナリオがうまく書けてる。とりわけ脇役が。演出も手堅く、俳優達もお上手。王妃役の女優さん、役に相応しい高貴な香りを醸しだしている。どういうお方であろうか?
めまいを覚えるほど美しい!

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