竹内銃一郎のキノG語録

意味ないジャ~ン  自己業績研究評価 2011.04.05

昨日の、というか今朝書いたブログに、日経掲載の「読書日記」は木曜夕刊にと書きましたが、水曜夕刊の間違いでした。だから、今日の夕刊に4回目が、5回目は来週水曜の夕刊に、ということになります。また、天地をひっくり返すようなことが起きなければの話ですが。
今日、明日とガイダンス。ドラボ公演の初日が明後日なので、ここだけの話、そんなもんつきあってられんぞ! という気分ですが。いやいや、決して安くはない給料をいただいておる身。文句なんかいったらバチが当たります。
ドーでもいい話ですが。先日、自己業績研究評価というものを提出させられました。読んで字のごとく、自分で自分の評価をするわけです。なぜそんなことを義務づけられているのか。その評価をもとに、ボーナスが増やされたり減らされたりするわけです。もちろん、自己評価がそのまま通るわけではなく、それを評価する業績評価審査委員会というものがあって、自己申告が妥当なものかどうかをそこで審査するわけです。
これまでは、勝手に(?)自分でAとかBとかつけてたのですが、今回から数値化しようということに。これには多くの先生方が反対されて、ま、決まり文句なんですが「業績や研究が数値化できるか」てなこと云って。でも、わたしは数値化に賛成でした。なぜか。
先にあげた審査委員会は各学科・専攻の主任たちで構成されているので、わたしもその委員になったことがあるのです。で、すべての先生の自己評価を見ることになるわけですが、まあ、想像はしてたんですが、これがひどい。
わたしから見て、この先生はA評価どころか、S評価でいいでしょうと思われる先生に限ってB評価をつけていて、逆に、こいつひどくネエ? という先生にかぎってA評価を自分につけてる。要するに、謙虚で慎ましいひとが損をして、図々しいバカが得をするのはマズイでしょ、とわたしはずっと思ってたわけです。
で、数値化のために出来たガイドラインに従ったら、5部門すべて満点を超えてしまって、わたし、100点教師になってしまった、と。謙遜するわけではなく、フツーに考えたら70~75点になるはずのわたしが、満点になるのはいかがなものか、と。
結局、このガイドラインを考えた先生は、誰にも不満がないようにと思ってアレコレ考えたんでしょうね。でも、その結果、多分、ほとんどの先生が満点になったのでは?
なんなんでしょ、これ! 教師のヤル気を引き出すために、ボーナスで差をつけようと導入したのに、これじゃまったく意味ナイジャーン。

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