竹内銃一郎のキノG語録

健康の置き土産は老醜である。by天野 忠2020.03.24

伏見稲荷まで散歩。先々週に出かけた時は、それまでの半減近くにはなっていたが、今日は先々週のまた半減。先々週にはチラホラいた白人たちが皆無⁈ 一方、これまた昼飯時になると溢れんばかりにひとがいた京都駅構内地下街はというと、先週末は三連休だったためもあろうが、溢れるほどまでとはいかないまでも、あちこちの飲食店に観光客(その多くは若い日本人?)かと思われる人々が行列をなしていた。

昨日は半日、E9から流される公演情報のための録画撮りに追われた。奥さんのスマホで撮ろうとしたのだが、どこで撮ったらいいのか、どのくらいのサイズにするか、どう語ればいいのか等々四苦八苦。夕方近くになんとか撮り終えるも、それをわたしのPCに送る方法が分からず、奥さんがauにその方法を聞き、グーグルファイルなるものでわたしが受け取り、メールに添付して劇場に送ろうとしたら、容量重すぎて(?)送れず。劇場からのメールに、ギガファイル便で送ってくださいと書いてあるのに気がつき、ギガ便やるべくアタックするも空振りの連続。約2時間ほどやってもうやめようと思ったが、もうひとつデータ便というのがあるのを知り、これを使ったら、やっと成功。時間は夜の10時を過ぎていた。フー。

下記は、上記の映像で語っている中身。映像の中では、2、3度とちったりしているが、それはそれで面白いのでは? と。撮影・送信に計12時間かかったその2分の映像の中にいるわたし、あまりの老人ぶりに、われながら驚く。こんなの、新型コロナに感染したらイチコロじゃないか? とまでは思わないが。

キノG-7の竹内銃一郎です。
昨年、「あと3年あと5本」という看板を掲げて、ふたり芝居の2本立てを上演し、その第二弾、殿井歩の新作「さいごのきゅうか」は当初、E9で今年6月初旬の公演予定だったのですが、新型コロナ感染を嫌って、来年1月末に延期させてもらうことに致しました。
先に挙げた「あと3年あと5本」というのは、あと3年の間に5本を上演したら、わたしの演劇生活にピリオドを打ちます、という意味です。
当初から5本、正確には5回の公演のうち1回は若手劇作家の作品をと思っていて、殿井さんを選んだのは、彼女が5年前に発表した「ユートピアだより」が、忘れられない傑作だったからです。
舞台は、とある温泉町の外れに建つアートコンベンションセンターです。年末、豪雪のため、その中に閉じ込められながら働く、若者たちの苦闘ぶりをほのぼのと描く、というのが今回の作品の中身です。「さいごのきゅうか」というタイトルは、「青春の終わり」を意味するものかと思われますが、途中、オリジナルの民謡を歌ったり踊ったりするシーンや、登場人物たちが変身して、その地方を舞台にした「ウルトラマン風テレビドラマ」を実演するシーンなどあって、面白いですよ。皆さんのご来場、心よりお待ちしております。

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