竹内銃一郎のキノG語録

驚きの推定34歳一見モデル風美人の2010.11.05

朝。年配者を買いに郵便局に行き、ついでに去年の未使用の年賀状を切手に換えてもらう。わたしの統計では、郵便局員の5人に1人は太っている。今日もその正しさが証明された(笑)
それからスーパーへ。買い物は米と牛乳。米。先週、散髪の帰りに立ち寄ったスーパーでは、同じものを200円も安く売っていた。シット! ま、明日の競馬で勝てば、と。わたしは博打打ちなので気持ちの切り替えが早い。人生は負けと失敗の繰り返しなのだから。
レジに並ぶと前で、推定78歳の女性が、レジの推定34歳の女性にゴニョゴニョ言っている。わたしは基本的に短気だから、早くしろよ、糞婆ぁと思ったが、すぐさまそんな邪悪な言葉を打ち消すような光景を目の当たりにする。推定34歳の推定78歳への受け答えが、そつがなく無理もなく、とても感じいいのだ。
わたしの番になる。支払いのカードが返され時に〈事件!〉は起こった。推定34歳一見モデル風マズマズ美人主婦パートさんは、カードを絶妙というほかないタイミングで返してくれたのだ。
わたしがタイミングに敏感になっているのは、多分、昨日読んだ渡辺俊介の「アンダースロー論」の影響だろう。それはともかく。
通常、レジ等以外でも、ひとがひとにモノを渡すときは、自分のタイミングで渡すものだ。自分の都合で、と言ってもよい。それが! 彼女の場合、明らかにこちらの差し出す手に合わせて、カードを返したのである。感動した。

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