竹内銃一郎のキノG語録

心臓が壊れてしまう? 恐ろしや、「自作自演」!2016.09.02

朝晩はさすがに涼しくなって、秋の気配がちらほらと思っていたら、暑さぶり返し。くー。今週月曜から2カ月ぶりにジョギング再開。やっぱ動きませんなあ。からだが重い重い。でも、頑張らなくッチャ。来月9日には人様の前で、「自作自演」をやらねばなりませぬ。

そう言えば。以前に「自作自演」は10月7日と書きましたが、これは間違いで、9日(日)です。開演時間は18時。場所は、東京芸術劇場シアターイーストだそうです。

その演目もとりあえず決定。なにをやるかの締切は20日なので、まだ時間はあり、また心変わりするかもしれないのですが。2011年にDRY BONESで上演した「心臓破り 手品師の恋」の一部と、ブログの「ちゃんとやれタケウチ!」、それに、今年の3月にMODEで上演された「ランドルト環」(公演時のタイトルは「あなたに会ったことがある・4」)のラストに置いた、「ワーニカ」の3本が、わたしのラインナップ。昨日、タイムを計って読んでみたら、それぞれ8~9分くらいで、これなら、持ち時間30分にぴったり収まりそうなのだ。

当初予定していたのは、「風立ちぬ」と「ラメラ」のそれぞれ3人以上の人物が登場するシーンで、わたしの技量ではとてもこなせないと判明。それで、幾つかの作品から、モノローグ部分をピックアップしてと考えたのですが、それではあまりに味気なく。(劇場の方からは、「大鴉」の一部をと要請されているのですが、無理無理)。登場人物はふたりに限定。でも、同性のやりとりは聴いてるだけでは区別がつきにくく。男女で、それも両者の間に「なんらかの不均衡」があるナンセンスなものを、と考えて、「心臓破り」のS2の十亀と真紀のシーンを選んだ。と書いても、大半の方は、なんのことやら? かと思いますが。因みに。これは、大学の奇術研究会を舞台にした作品で、タイトルの「心臓破り」とは、broken heartの間違った直訳(?)。部員たちの切ない「失恋」物語です。

さっき、手元にあった今回の「大鴉」のチラシを見たら、日本語のタイトルの下に小さく、ano ohgarasu,saemoとあるのに気づき、一瞬「あせも」?! とあせる。saemoのaとsの位置を逆にすると …。ソレガドーシタと言われも困るのですが。

「大鴉」も同時期に上演される「あたま山心中」も、ともにチケットは完売で、関係者用のものが少し残してあるだけらしい。公演までまだ一ヶ月もあるのに。やっぱりお客が入りますなあ、東京は。というわけで(?)。お時間と、何でも見てやろうという旺盛な好奇心をお持ちの方は、わたくしめの「自作自演」へのご来場を、是非。チケット発売開始は今月10日です。

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