「チェーホフ流」パンフ原稿2018.01.10
ごあいさつ
先日亡くなった星野仙一は、わたしと同じ1947年生まれです。びっくりしたなあ、モー!(古ッ!)。学年は彼の方がひとつ上なのですが、もっとずっと年上だと思っていたのです。学生時代、神宮球場で彼の雄姿を見ているはずなのに、それをすっかり忘れていて。わたしの記憶力が低下したためというより、きっと彼の圧倒的な貫禄・存在感がその事実をナキモノにしたのでしょう。
彼の死を知って驚いたことがもうひとつ。わたしは8年ほど前からブログなるものを書いているのですが、数日前、箱根駅伝を四連覇した青学の監督・原晋の「勝たないと誰も(こっちの話を)聞いてくれない」という言葉を引いて、「わたしもいまやってる連続公演に多くのお客を入れて勝ちたい!」てなことを書いて、翌日、「勝ちたい」よりも、関西のひと向けに「勝ちたいんや」と、かの有名な星野語に訂正した方が …なんて考えていたら、あっと驚くこのニュース!
去年、同じ1947生まれのエンケン氏も亡くなってしまったし。なんだかジワジワと死の影が迫っているなあ、と思わずにはいられない今日この頃。いや、目下のわたしは腹立たしいほどに健康なのですが。そう。今回のラストの演目「ワーニカ」の最後に流れる曲は、そのエンケン氏の「美しい人」。じんわりとこころにしみいる名曲です。
本日はご来場、誠にありがとうございました。 竹内銃一郎