竹内銃一郎のキノG語録

松江にて二日目 早苗さんとの再会は楽しかったが、和田は入院中で …😿2023.06.12

宿泊先の相当に貧しい朝ごはんを食べ終え、8時過ぎにホテルを出て、宍道湖大橋を渡る。わたしの最初の劇団だった斜光社で一作目の「少年巨人」では舞台監督を、二作目の「カンナの兎」から、劇団の最終公演となった九作目の「Z」まで演出を担当した和田史郎の店、「和田翠雲堂」が松江市役所の近くにあることを地図で知ったからだ。思っていたよりも早く店の看板を見つけ、店の前まで行って入口から店内を見てみると、人影がなく、まだ開店してはいないんだと思い、それから30分ほど歩いていると雨がパラパラ😦。慌てて喫茶店に入って小一時間。まだ少々雨は降っていたが、和田に会って傘を借りればと和田翠雲堂に行って中に入ると、女性が現れて「いらっしゃいませ」と言う。すぐに彼女は、和田の奥さんで、斜光社の主演女優だった<嬢沙菜恵>こと早苗さんだと分かって、「竹内ですけど」と挨拶すると彼女は驚き、「まあ、竹内さん⁈」と叫んでわたしの手を握り …🤣
和田は一昨日から入院しているらしい。病名はなんといったか。とにかく10年ほど前から入退院を繰り返しているとか。数年前に夫婦で京都に仕事で来た時、連絡を受けて一緒に食事をした時にもこの話は聞いていたが、わたしは未だに無病の者だから、こういう話を聞かされるとどうにも申し訳なく思われて …😿夕食を一緒にとの申し出を受け、和田に読んでもらうべく持参した「竹内銃一郎集成➂」を手渡して店を出て。それから再会を約束した5時まで、あちこちと目指すところなく歩き回り、この日の歩行距離は20キロオーバーとなる😮!
早苗さんお馴染みの、松江駅前のおでん屋に、娘さんも一緒に3人で入り、食べながら飲みながら約3時間、劇団時の思い出話で楽しい時間を過ごす。でも、和田がいたらもっと楽しかったのにな、残念😿

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