すべての問いは猥褻である 江差で大澤真幸「社会は絶えず夢を見ている」を読む2011.07.27
今日は東京に帰る日。飛行機の時間は20時なので、それまでどうしたものか、と。函館市内の主なところはあらかた行ったし、喫茶店で原稿を書こうかとも思ったが…。結局、荷物は駅のコインロッカーに入れて、江差まで足を延ばすことにしたのだが、列車がない。1日上下とも4本。木古内まで行ってそこからバスでと思って行ったら、バスがない。 しょうがないので、駅前の喫茶店で本を読むことにする。
大澤真幸「社会は絶えず夢を見ている」
示唆に富んだ内容。すべての問いは猥褻なのだという。どういうこと? 自分で本を買って読んで下さい。でもこれ、わたしもずいぶん前から実感してたこと。
近代劇の大半は問い・返答からなっているわけですが、問い・返答ではなく、問いに問いで返すと、たとえそのやりとりする者たちが同性であっても、いや、同性同士の応酬は、内容に関係なく、なんかエッチだなと思っていたのだ。
戯曲を書いてると、向こうの方から勝手に、使って下さいと言わんばかりに、ネタがやってくる。今朝の新聞によれば、最近、韓国やタイに、卵子を提供しに行く女性が増えていると言う。それで50~70万円貰えるらしい。今度の「心臓破り」にこれを使うことにした。