竹内銃一郎のキノG語録

渇望と埋め草   「連続上演」を終えて2018.05.28

今朝は6時にお目覚め。寝たのは昨日(正確には今日)の1時少し前くらいだったから、睡眠時間5時間。一年くらい前までは、起きたらトイレで用を足し、そのあとベッドに戻って二度寝を2時間ほどしていたのだが、最近はそれが出来なくなっている。寄る年波のせいだろうか? もう明るくなっている窓外を見ると、やけにカラスが飛んでいる、20羽くらいか。なにやら不吉な予感がして、TVニュースを見てみるが、さしたる大事件はないらしい。大リーグの田中vs大谷の模様が報じられていた。それから録画しておいた先週土曜放映の「吉本新喜劇」を見る。座長は川畑泰史。彼の芝居は他の座長のものに比べると、ハズレの確率が低い。今回も話自体は他愛もないものだったが、繰り出されるギャグが秀逸で笑う。中身を紹介しようかと書きだしたら、長くなりそうなので消去。以前は目障りだった今別府直之が面白さを増している。彼個人にさしたる才能があるとは思えないが、見た目の面白さは格別で、その面白さが開花(?)したのは、明らかに劇団の力だ。そして、なんとしてでも笑いをとって、一分一秒でも長くこの<世界で唯一自分の存在を認めてもらえる>吉本の舞台に立っていたいという、彼の切なる渇望感がひしひしと伝わってきて、そこがいいのだ。彼のような俳優はいまどこにどれだけいるんだろう?

連続上演、昨日で目出度く(?)完結。始めたころには、最初の一、二回は入らなくても、回を重ねるごとに客足が伸び、最終的にはプラマイ零になるはずと踏んでいたが、その淡い予想は木っ端微塵に粉砕、興行的には竹内史上最大の完敗だった。赤字5千万! もちろんこれは嘘ですが、お金に換算すればそれくらいの心的ダメージは受けている。しかしまあ、この程度のことは、ダービーでのわがジャンダルムの惨敗同様の<小事>として、さほどの時が経たないうちに忘れてしまうだろう。

これからどうしよう? 当初の予定では、今回の公演に参加してくれた俳優諸兄から幾人かをピックアップし、年内に一本お芝居をと思っていたが、改めてあれこれ考えると現実はいかにも厳しく …。一週間ほど前にふと、わたしひとりで演るのはどうかという、またもやの不埒な思いが脳をよぎる。連続上演中、もっともお客が入ったのは、なんとわたしの「独演会」だったのだ。自分なりにそれなりの手ごたえがあり、それなりの好評もいただき、もっと出来るはずという思いもある。こういうのはどうだろう? 月に一、二回、北から南から知らない土地をあちこち旅しながら、喫茶店のような小さな空間で、一時間程度のネタを4,5本作ってひとりでやるのだ。別にこれで稼ごうなんて思わないが、せめて5~10人くらいのお客はいてくれないと気分が滅入ってしまうだろうから、そこんところヨロシク、ということで(え、誰に頼んでるの?)。あとは自作のデータ化だな。死ぬまでにはなんとか完結させましょう。いずれにせよ、渇望なくしてエネルギーは生まれない。

お昼過ぎ、TVをつけると、どの局のワイドショーもま~だ「日大アメフト事件」を扱っている、それもかなりの時間をかけて。マジか? 誰が興味あんねん! 事件の関係者はともかく、多くの一般市民にとってはほとんど関係のない出来事で、こんなの、一週間もすれば忘れてしまっていいはずの<小事・不祥事>ではないのか? それにひきかえ、ここにきて再燃している「モリ・カケ問題」に時間を割かないのは、なぜ? こっちでは視聴率がとれないから? どっちにせよ、あらかじめある時間枠を埋めるための、「埋め草」であることに違いはないのだが。しょうもな。

 

 

 

 

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