竹内銃一郎のキノG語録

ダービーは、リアルスティールが勝つだび?2015.05.29

漫才師の今いくよさんが亡くなった。わたしと同い年。ナマの舞台も何度か見たことがある。もうずいぶん昔になるが。ふたりのなかよしぶりに好感を持っていた。でも全然笑えない。どうにかならんかと思っていたら、くるよの「お腹バンバン」で光が見え、「どやさどやさ」でやっと安心して見られるようになった。遅咲きだったのだ。ずいぶん肉が落ちてしまったくるよも心配だ。がんばれ。

今度の日曜はいよいよダービー。わたしも満を持して東上する。「明日は東京へ出て行くからにゃ なにがなんでも勝たねばならぬ」。ま、わたしが走るわけじゃないから、ちからこぶを作ったところでしょうがないのだが。

皐月賞が終わった時点では、リアルスティールに敵なしと思っていたが、本番が近づいてくると、やっぱりドゥラメンテは強いんじゃないか、ルメールが騎乗するサトノクラウンの巻き返しがあるんじゃないか、等々、不安ばかりが募ってくる。

人気は前述の3頭だろうが、わたしが穴と狙っているのは、2枠に入ったコメートとグァンチャーレ。ともにまったくの人気薄。コメートは最後の直線に入るまでひとり旅で行ければ、逃げ粘って3着もあろう。父はディープインパクトの全兄のブラックタイド。わたしはこの馬もPOGで持っていて、故障がちで思うように成績が上がらなかったが、素質は弟に劣らないと思っていた。騎手がこれまでさしたる実績のない嘉藤 貴行というのも魅力。有力馬に乗る騎手たちのノーマークが予想される。がんばれ、遅咲き嘉藤! でも、勝ったらダメよ。

 

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