竹内銃一郎のキノG語録

ゼンちゃん? きみは誰?2016.10.31

この数日、頭が痛い。ここに来て急に寒さが増して、風邪をひいたものと思われるが、もしかしたら、惜敗続きの競馬のせいかも。昨日の天皇賞もねえ。戦前の予想では、勝馬は、海外のGⅠを勝っているエイシンヒカリ、モーリス、リアルスティールの3頭の中からと思っていて、中でも、リアルはPOGのわたしの所有馬だったから愛着もひとしおで、だからここから流そうと思っていたら、パドックで落ち着きがなく。それで、ワンランク評価を落としたら、2着に来ちゃったものなあ。ク、ク、ク …(と、泣く)。

明け方、奇妙な夢を見た。主な登場人物は知人4人とゼンちゃんと彼女の友達。知人の名を明らかにしても別に差しさわりはないのだが、ここはABCDとしておく。Aさんはお亡くなりになっている映画監督。わたしたちは古い小学校の廊下を歩きながら、ここで起きた殺人事件の話をしている。それは、目下構想中のシナリオついての話し合いなのか、それとも、すでに出来上がっている映画の、わたしたちは登場人物なのか、それがはっきりしない。と、廊下の向こうからB(POGメンバー)がやって来て、「竹内さん、どうしてこんなところに?」と、まるでわたしが殺人事件の犯人ではないかと言わんばかりの口ぶりで話しかけて来る。それは誤解だと、なぜかわたしはしどろもどろに弁明をし、逃げるように校庭に向かう。すると、そこにはCさんとDさん。Cさんとは2か月ほど前に会っているが、Dさんとはもう何年も会っていなかったので、やあやあと四方山話。Dさんがわたしの顔色が悪いというので、そんなことはないよ、元気だよと言って、わたしは逆立ちをし、さらに体をそらして「しゃちこほ」になって見せる。と、校庭の向こうでこちらを見て笑っている若いひとたちがいて、彼らにDさんは、「これ、欲しい?」と声をかける。これとは、しゃちほこになったわたしのこと。すると、若い女性がふたり、「ほしい、ほしい」と言いながら、こっちに駆けて来る。わたしはおもむろに立ち上がり、彼女たちの名前を聞く。すると、ひとりがもうひとりの長い髪の女性をさして、「この子はゼンちゃん」だと紹介してくれる。「ゼンちゃん? 女の子なのに?」とわたし。「前期後期のゼンちゃん」だとゼンちゃんは答える。この時点で、他の人々は消えていて、夕方の小学校の校庭に、わたしとゼンちゃんのふたりだけになっている。わたしはこれからふたりでどこへ行こうか、彼女の連絡先を聞くべきか、いや、それは変な誤解を生むかも知れないから、自分の電話番号だけ教えて、彼女の連絡先は聞かずにいた方が、いや、そもそもここは京都なのかそれとも別の …? 等々と考えているところで目が覚めて。

よく笑うゼンちゃん。思い当たるところのない女性だが、そもそもなに? ゼンちゃんて。どっからそんな名前を思いついたのか? 風邪のせい? 別に高熱にうなされていたわけでもないのだが …

 

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