竹内銃一郎のキノG語録

生きるためには2019.04.15

先週の土曜日、島さんの葬儀に参列。ある時期より、葬儀参列は極力避けてきた。やり切れない気分になるからだが、まあ、島さんはいろいろお世話にもなってたし …。大勢のひとが来ていて、知っているひとも多々いたはずだが、当然のことながらみな一様に黒い喪服を着ており、なおかつ大半が白髪のため誰が誰だか区別がつかず。そんなモノクロの世界と祭壇を飾った色とりどりの花々のコントラストが美しく …。最後に、棺桶の蓋を開けて、島さんにお別れをというセレモニーがあったが、それに参加しなかったのは多分、わたしだけだったろう。なんで死の確認をする必要が?

気がつくとため息ばかりついている。もしも今年10月の公演予定がなかったら、わたしはいまどうなっていたことか。やること、やらなければならないことがあるということは大事なことだ、生きるためには。

 

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