同窓会、最大級の楽しき10時間!2020.02.24
昨日23日、近大・文芸学部・演劇芸能専攻(現在は舞台芸術専攻)に20年前に入学した卒業生たちが企画した、同窓会に招かれる。わたしも同じ年に教員として赴任したので、彼らとはいわば<同級生>、彼らが卒業して10年経った7年前にも同窓会が企画され、その時は、関西圏外に住んでいる者たちも半数ほどいたので、10人も集まればと思っていたら、参加者が20人近くもいてずいぶん驚いたものだが、今回は、事前に幹事から聞いてはいたが、参加者30人ほどで、おまけに、女子参加者が同伴した子どもも10人近くいて、会場とした教室は満杯! 当時も多分今も、一学年の入学者数は50人ほどで、そのうちの6割が参加とは! 遠路はるばる岡山、東京、北海道等から、そして参加者の中には中退者が3人いたのにも驚く。会の冒頭、招かれた唯一の教員であるわたしは乾杯の音頭を要請されて、「小・中・高のクラス会なら分かるが、大学の専攻の(一学年のみの)同窓会でこんなに集まるのはあり得ないことで …」などと話したが、はたして、<忘年会スルー>が当たり前になりつつあるらしい現在、それらのクラス会でこんなにひとが集まるだろうか。
幹事から、会は午後一時から六時までと聞いていて、5時間も時間が持つだろうかと心配していたが、あにはからんや、平均年齢3歳の可愛い子どもたちの助けもあったのだろう、笑顔・笑い声が絶えることなく続き。
参加者のうち10人ほどは、去年、わが家に遊びに来てもらったり、公演に来てもらったりして会っていたが、半数以上は卒業式以来の再会。その中のまた半数近くは、顔には記憶にあるものの名前は …という感じであったが、それぞれの現姓・旧姓の紹介から始まる近況報告を聞いているうちに、「そうだ、そうだ」と彼ら個々に関する記憶が甦り、それから、これは幹事が考えたのであろう、会の最後に欠席者から送られた数通のメールと写真が見られ・読まれて、これはお世辞ではなく、いずれも自分の現在の生活、そして、懐かしい学生時代の想い出を綴った、かなり上級の手紙となっていて、わたしも含めてみんな、感激の拍手喝采。
会終了後、子供連れの女子を除く半数以上が、難波の飲み屋へ行って二次会。学生時代の想い出、卒業してからこれまでの結婚を含む<人生>のあれやこれやを語り合ううちに泣き出す者までいて、またまた大いに盛り上がり。彼らはいずれも間もなく40歳になる、世間的には紛れもない「おじさん・おばさん」だが、長く一緒にいるうちに、みな「少々老けた学生」のように見えてきて、しかし、みなそれぞれそれなりの辛い出来事を乗り越えてここまで来たことを思い重ねると、改めて、久しぶりに再会した喜びがわたしを襲い …。わたしは、あと数本の芝居作りが終われば、もういつ死んでもいいと思っているのだが、彼らとまたいつか会えるのなら、それまでは生きていたいたいかも? と思ったのだった。