とんでもない、映画&マスク2020.06.10
一昨日の夜、とんでもない映画を見る。「歓びのトスカーナ」。去年の9月にWOWOWで放映された時に録画したのだが(多分、イタリアの映画賞を数多受賞した、というような紹介がなされていたから録画したのだ)、タイトルは陳腐だし、パオロ・ヴィルズィという監督の名も聞いたことがないので、これまで見ずにいたのだ、それが! これまで見た<これぞ名画>は100や200では収まらないが、その中で、わたしがもっともショックと刺激を受けたのは、レオス・カラックスの「汚れた血」である、しかし、「歓び~」はどう考えてもそれ以上、昨日のツイッターにも書いたが、興奮してなかなか寝つかれなかったほどなのだ。しかし、この映画については、ここまでにする。何故か? 興奮した理由のひとつに、ふたりの主役の女性の片方が、まあ、喋る喋る、おまけに嘘八百をまき散らす御仁なので、なにを喋っているのか、それは嘘なのか本当なのかが分からず …ということがあり、もう一度見て、ちゃんと理解度を深めて書こうかな、と。というわけで。以下はコロナちゃん関連の事柄を。
本当ならキノG‐7「さいごのきゅうか」公演の初日であった先週木曜、参加予定だった俳優・スタッフが集まって、京都駅前の居酒屋で、架空の「初日祝い」を催す。この飲み会は、公演延期を決定した時、みんなに「やりましょう」と約束していたことだが、その時は、まさかここまでコロナ感染が拡大するとは思っておらず、というより、その恐怖がここまで煽られるとは予想もしていなかったので、例の「三密」を避けて、メンバーの半分も集まらないのでは? と思っていたら、わたしを入れて参加者11人集合! 初対面のひとも何人かいたが、楽しい時間を過ごす。それにしても、
世の多くの人々の行動はなんかおかしい。昨日の午前中、散歩で梅小路公園まで行って帰って計90分、その間、道ですれ違ったひとは、自転車、ジョギング含め、合わせて40人ほどしかいないのだ。40人のうちマスクをしていないひと、わたしを含め5名。分からん。こんなに道行くひとがいないのに、ましてや30度近い暑さなのに、なんでみんなマスクなんかしてるわけ? 帰りに寄った区役所、郵便局など客なんかチラホラしかいないのに、わたしに「マスクを」なんて強要しやがって。こんなこといつまで続ける気なんだろう。ネットで知ったが、今年の5月の京都に来た観光客数は、去年の5月に比べ1000分の1だったとか。確かに、昨日も午前中、丹波橋まで散歩に出かけたが、やっぱり伏見稲荷大社にはパラパラと7、8人しかひとがいなかったし。だからマスクなんて要らないの。人口密度が半端ナイ東京及び首都圏なんかと違って、ひとがいない現在の京都は、間違いなく安全地帯なんだから。
先週、来年1月の公演を行う劇場「E9」から、当分、劇場の座席数は、本来のキャパの半分、46席にする旨の連絡が来る。半年後にはどうなってるか分からないが、そのことを前提に、公演初日と楽日を除き、昼・夜やろうと思っているのだが …。そうか。こんなに鬱陶しい日々が続く今日この頃だから、「歓び~」にはまってしまったのかもしれない。