竹内銃一郎のキノG語録

年末の本日、「竹内銃一郎集成② カップルズ」が我が家に届く。2021.12.27

昨日26日の天気予報では、京都市内でも夜10時過ぎくらいから降り始めた雪は今日の朝まで降り続き …と言われ、朝起きたらどれほどの雪が積もっているのだろうと7時過ぎ、期待に胸を震わせ窓の向こうを見たら雪、降っておらず、リビングの窓を開けてベランダに出たら、すぐ近くの一戸建ての家の屋根やマンションの屋上がうっすらと白く染まっていたが、大半の屋根・屋上は素肌(?)のまま、要するに、日当たりの悪いところにだけ雪が残っていたのだった。
とりたてて雪景色が好きなわけではないのだが、いったい何にかきたてられたのか、滋賀の彦根が豪雪に見舞われたというニュースを見て、彦根に行ってみようと思い立ち、9時過ぎに家を出て京都駅から琵琶湖線に乗る。
これは以前にも書いたか、いまの住まいに引っ越して以来、あちこち10キロ前後を散歩するのを日課としているのだが、今年の夏に入る頃だったが、往復2~3時間歩くことが楽しいと思えなくなってしまった、それはどこも見慣れたところになってしまったからだ。それで時々、電車に乗って、市内あるいは府外にまで行くことになり …。
2、3か月前であったか、彦根城に出かけた時、途中の栗東駅で下車した。競走馬のトレーニングセンターを見学しようと思ったからだが、駅にあった地図を見ると歩いて行ける距離ではないと分かり、駅の周辺を歩いていると、20年ほど前に「ハロー、グッバイ」を上演した栗東芸術文化会館に出くわし、その時のことをあれこれ思い出す。
上演の前日であったか、ここで上演する芝居について1時間ほど、お客の前であれこれ話したのだが、その時の進行役が近大卒30前後の男子で、しかし、彼とはほとんど接触はなく、この講演(?)が終わったあと、彼は「学生の時、ちゃんと竹内さんの講義を受けておけばよかった」なんて言って …。駅に戻り、ふと運賃表を見てみると、な、なんと京都ー彦根を直通する運賃より、栗東で一旦改札を出て、それから彦根行きの切符を買って乗車した方が20円だか30円だか安いことが判明したのだった。というわけで?
今日も栗東駅で降りて駅の周りの散歩でも、と駅を出て数分歩いたら尋常ならざる寒さで、5分ほどで駅に戻ると、駅員がマイクを通して「米原行きの列車は雪のため、野洲(やす)までしか行きません」なんて言っていて。はあ? 彦根まで行かないかもしれないことは頭にあって、そうなったら、そこそこ雪が降ってるらしい近江八幡で降りようと思っていたのに、そこまでも行けないなんて、クー⤵
12時過ぎに家に帰り、昼ご飯を作って食べていたら、「竹内銃一郎集成② カップルズ」が松本工房から届く、50冊! 書店での販売は来年1月半ばになるとのこと。早くお読みになりたい方は、わたしにご一報下さい。書店では税込み価格2970円で売られますが、わたしからお買いになれば、定価2700円ポッキリ、郵送費もいただきません。よろしく。

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