竹内銃一郎のキノG語録

タイヘイトリオの足の小指の爪の先くらいには?2022.01.15

昨日の朝7時過ぎに起きて窓の外を見ると、ベランダの手すりのところに2センチほど雪が積もっていた。近隣の家の屋根に積もった雪も前回の倍ほどの量で、一面雪景色。去年の暮れから、幾日かの例外はあったが、お昼前後の数時間は10度前後の気温になるが、その他の時間は相当の寒さだ、とりわけ風の冷たさ厳しく、一日10キロと決めている散歩が厳しくなった。新型コロナ感染者数が日々驚くほどの倍率で増えているのは、この寒さも一役かっているのではないか? 
ここにきて「竹内銃一郎集成②カップルズ」の注文が連日1~2件あり。散歩の距離を延ばすため、注文の本を入れたレターパックを、遠めの郵便ポストまで歩いて投函する。ありがたや。
プロトテアトルに上演してもらう「つみれとバクダン BangBang」とJIS企画用の「コスモス」を年内に書き上げるべく、目下、そのための資料集めをしいるのだが、もうひとつコレというものに出会えない。「小学1年の時、両親が離婚。母は妹を連れて家を出、彼は父親の両親に育てられる。彼が中学生になった時、父は殺され …」と、「つみれとバクダン」の創作ノートに書かれているが、これはなにからヒントを得たのだろう?
新コロちゃんの数が激減しないとまともに公演が出来るかどうか危うい5月公演「モナ美」には、ズンどこ姉妹と名乗る歌謡漫才トリオが登場し、短時間ではあるが芸をご披露するシーンがある。演じる3人はいずれもギター・三味線のド素人なので、今月からポチポチ稽古をせねばと、まずは21日に集まり、3人のうちのひとりを演じる武田さん紹介の方に、楽器演奏のイロハを教えてもらうことになっている。初演の時は、モナ美役の広岡さんが三味線の稽古をしたことがあるというのでこのシーンを設定し、数分のこのシーンもほとんど3人だけでこしらえたのだった。今度はそうはいくまい。というわけで、この数日、参考資料としてYouTubeでかしまし娘等、この種の芸人たちを見ているのだが、中ではタイヘイトリオとちゃっ切り娘が絶品だ。その存在をすっかり忘れていたが、久しぶりに見て舌を巻く。とにかく、歌も楽器の演奏もうまいことうまいこと。とりわけタイヘイトリオが素晴らしい。下手から三人で登場するや、「♪ またも出ましたロマンショウ、いつもニコニコ朗らかに~!夢路さん「OhYeah!(お~やぁ~)」糸路君「あ~いよ!」洋児さん(原児さん)時間来るまでお楽しみ!タイヘイ・ト・リ・オのお笑いでぇ~」と三人楽器を弾きながら歌うのだが、中でも、「夢路さん」という呼びかけに、おかしな顔とおかしな声でおかしな返事をする彼女のおかしさに匹敵する芸人は、もう今はいない。あえて挙げればザ・ぼんちのおさむちゃんくらいか。角度を変えて言うと、何度同じネタを見せられてもそのたびに笑ってしまうお笑い芸人が、今はもう稀有となったのだ。
というわけで(?)、ズンどこ姉妹をタイヘイトリオの足の小指の爪先レベルまで仕立て上げたいのだが、果たしてどんな結果になることやら。楽しみ半分不安半分でありまする。

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