苦闘、いや死闘❓ 山崎・天王山を登る!2022.03.09
週に50キロ歩くことを自らの<義務>にして5年以上になる。最近は月イチで長岡京まで足を伸ばしている。といっても、ここまで歩いていくわけではない。JR京都駅から電車で約10分の長岡京駅で降り、そこから天満宮を中心としてあちこち足を伸ばすのだ。なぜ? 現在の住まいから歩いて30分~1時間弱で行ける東福寺・伏見稲荷や、清水寺・八坂神社、京都御苑、北野天満宮等々にはもう何十回も行っていて、すっかり飽きてしまったからで。それで今日は、長岡京駅のひとつ隣の山崎駅からさほど遠くないところにある、天王山の頂上まで登ることにしたのである。
山崎駅には一か月ほど前だったか、一度降りたことがある。それは歩行距離を延ばすため、この駅から長岡八幡宮に行こうと思ったからだったのだが、そうは問屋が😒、途中から道が分からなくなり、延々2時間以上かかってようやくヘロヘロで長岡京駅に着き、確かもう5時を過ぎていたので天満宮には入れずという、トホホな結末に😓。その時、山崎駅近くに大山崎山荘美術館があることを知り、それで今日行くつもりでいたのだが、PCで新コロの関係で今月18日まで閉館していることを知り、急遽、これもその時に知った、天王山山頂にあるらしい山崎城跡を目指そうと方針転換をしたのだった。
JR山崎駅のひとつしかない出入口から出て、長岡京方面に7,80メートルほど歩くと、天王山に登る道がある。最初の50~100メートルほどはコンクリの道だが、この登りの角度がわたしの印象では45度近くあるのでは😨? と思うほどの急角度で、京都駅にある「京なび」で手に入れた「天王山ハイキング」には、「ここからの道を …」と書かれていた宝積寺にたどり着くまで15分。しかし、そこからどの道をどう行ったらいいのか分からず、寺内をウロウロとまた15分ほど。もう一度前述の「天王寺~」を見たら、「本堂脇の裏道が登山道に続いている」とあって、見たら、お墓が並ぶ隣に細い道があり、やれやれとそこを行ったのだが、時々道はあっちとこっち2本あって、しかし、どこにも「この道を行けば山頂に」などと書かれてはおらず、なんの根拠もないままあっちへ行ったり、また戻って逆の方向に行ったりと、これを約一時間。腹立たしくて苛立ち、もう戻ろうかと思ったのだが、その道がまた分からず右往左往しているところへ、上の方から子どもたちの声が聞こえ、そして、数人の小学生が道なき道を走り降りてくる。それから、大人の声がその後ろから聞こえ、しばらくすると、子どもたち7,8人と一緒に長身の、おそらく子どもたちの教師だと思われる推定年齢38歳の男性も降りて来たので、「すみません、天王山の頂上にはどの道を行けば …?」と聞く。そしたら、子どもたちには「ここで飯にしろと」と指示をして、わたしと一緒に「この道を行けば」と10分ほど一緒に歩いてくれたのだ。ああ、なんていい男! 何度もお礼を言って、彼の言うとおりに歩いて行ったら、な、なんと宝積寺に出たのだ😵!
嘘でしょ、と思い、お寺の店のひとに「天王寺の山頂には …?」と聞いたら、「あそこの道を行けば …」と指さされたのは、わたしが最初に行った墓の脇とはまったく反対方向の細い道😓しかし、苦闘、いや死闘が始まったのはここからだった🤑🤑🤑
出発点から山頂まで270メートル、約40分で行けると「天王山ハイキング」には書かれていたのに、行けども行けども急勾配の道が続き、その大半は階段状になっているのだが、その階段の高さが平均20センチほどで、中には30センチを超えるものもあり、足を高く上げて歩き続けることが辛いのなんの。途中で何度か座って休んだのだが、ここまで来ればあともう少しだから、と自らに言い聞かせても足がまともに上がらず、しかし、頂上まで辿り着けば絶景が見えるはずと自らを奮い立たせながら、やっと頂上にたどり着いたのだがこれが😵💫😵💫😵💫!
な~んにもないんですよ。直径2,30メートルのなんにもない広っぱ、ではない<狭っぱ>で、周りには木々がびっしり立っていて絶景などまったく見えず。ふ~。10分ほどベンチに座って、こんなところにいたってなんにもないゾと自らに言って、いざ下山。「天王山ハイキング」には下りは20分とあって、そんなにスタスタ行けるかいと思いながら歩き始めたが、確かに、登りより下りは軽いぞと、ちょっと楽しくなってスタスタ歩けたのはせいぜい2~30メートルだったか。先に書いたように、階段がそれぞれ高い上に地面はデコボコ、片足を降ろす場所にも降ろし方にも十分すぎるほどの注意が必要で、時間のかかることかかること。出発点に辿り着くまで小一時間はかかったはずだ。心身ボロボロになって山崎駅に辿り着き、見ると、駅前に喫茶店があって、よろよろとそこまで歩いて、ランチを食べる。
最初にこの駅に着いて山頂を目指したのは11時10分、駅前喫茶店に入ったのが13時30分。これを死闘と評するのは言いすぎでしょうか😫😫😫? 「大袈裟な …😂」と鼻先で笑われた御仁は、一度お出かけになってみたらいい。ま、20,30代ならここまでの苦闘はしないでしょうが。いや、果たして …😮💨?