笑った、泣いた。快・快作「イエスタディ」(2019年)を見る。2022.03.25
さっきツイッターで、映画「すばらしき世界」は役所広司が主役だから監督は青山真治だろうと思って見たら、そのあまりの詰まらなさに驚き、映画が終わった後の字幕に、監督は青山ではなく西川美和だったことが分かってさらに驚いて、30分ほど前にPCを開いたらWebに青山氏が亡くなったことが報じられていて、さらにさらに驚かされる、なんて書いたが …。彼まだ57歳だったとか。う~ん。なんか切ないなあ。
という話はともかく。今日見た「イエスタディ」の面白さに驚く。笑って、泣いて、これは快・快作だった😍😍😍 Wikに書かれているあらすじの一部を以下に。
イギリスのサフォークにある小さな海辺の町に住む青年ジャックは、音楽教師の仕事を辞め、幼なじみで中学校の数学教師をしている親友エリーからマネージャー兼ドライバーとして献身的に支えられ、ディスカウントストアの店員としてアルバイトをしつつシンガーソングライターとして活動しているが、鳴かず飛ばずで全く売れず夢を諦めかけていた。
そんなある日、世界規模で12秒間の停電が発生。その時自転車に乗って帰宅途中だったジャックはバスに撥ねられる交通事故に遭い、昏睡状態に陥り入院する。その後無事意識が回復して退院し、快気祝いで集まった友人に新しいアコースティック・ギターをプレゼントされ、ジャックはお礼にビートルズの「イエスタデイ」を弾いて聴かせる。友人達は演奏に魅了されるが、聴き終えた途端ジャックに「その曲、いつ作ったの?」と尋ねる。ジャックは「ポール・マッカートニーが作ったビートルズの曲だよ」と答えるが、友人たちはビートルズもイエスタデイもまったく知らない様子だった。そして ……
これだけ読んでも「面白そう」と思うと思うけど、ジャックがネットで「ビートルズ」を検索しても「甲虫類」としか出てこないとか、コカ・コーラは誰も知らないけど、ペプシは誰でも知ってるとかね、この種のギャグ(?)満載の中で、主人公が歌うビートルズの曲の歌詞が物語の流れに沿っていて、わたし、何度も胸キュンになりにけり。監督のダニー・ボイルは高名だがわたし、彼の名映画は一本も見ていない。だけど、シナリオを書いたのがリチャード・カーチスだと知って、この映画の面白さに納得。彼がシナリオを書き監督をした「ラブ・アクチュアリー」は、わたしの大好きな映画なのだ。最後のシーンがいい。世界的な人気歌手になることを辞めて、前述した彼女と結婚し、子どもが生まれ、多分まだ彼女が働いている学校の教室で、子どもたちの前でみんなと一緒にビートルズの「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」を歌うのだ。😍😍😍
間もなく4月。1日から「モナ美」の稽古が始まる。おそらく、いや、もしかしたら芝居の演出を担当するのは、今回が最後になるかもしれない。悔いの残らぬようしなければ。そうだ、アレの告知をしなければ。
「モナ美」の稽古を見たい方は、わたし、もしくはキノG‐7のSNSに「稽古見学希望」を伝えて下さい。人数制限はありますが、基本的にいつでもどなたでもOKです。