竹内銃一郎のキノG語録

5月18日(水)~22日(日)キノG‐7.NO4「モナ美」公演 ご挨拶2022.05.07

下記は、「モナ美」を見に来られた方々にお渡しする「ご挨拶」です。

本日ご覧いただく「モナ美」の初演は、2000年9月。20世紀最後の年だから、現世紀100年のアレコレを上演時間2時間に詰め込んでやろうと考え、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を物語のベースに書き始めたのでしたがまったく先に進めず、結局、「銀河鉄道~」の主人公ジョバンニが病気の弟のために牛乳を貰いに出かける、というところだけが、病気の弟のために姉のモナ美が牛乳を買いに行くという形で残っただけとなり、描かれる年月も、目指した100年の半分、50年となりました(嗚呼!)。でもその代わり(?)、全登場人物18人のうち、モナ美と彼女の親友・トモ世を除く16人を、5人の役者が入れ代わり立ち代わり演じる可笑しさが、本作品の核となり …。
わたしは小学4年生の時に一年で4本の戯曲を書いて演出し、その中の1本は主題歌の作詞作曲もしたのですが、いわゆる本格的に芝居を始めたのは1976年なので、今年は46年目になります。当然のように「演劇とは? 戯曲とは? 現在の世界・社会の問題は?」などと考えてきたわけですが、ここに至って、テーマがどうこうというより、「笑えて泣ける」がわたしの目指す芝居だと言う結論に達しています。この戯曲はこれまで他の劇団等で何度も上演されていますが、わたしが演出するのは22年ぶり。なので、これからご覧いただく「モナ美」、初演時よりもっと笑ったり泣いたりして頂けたら、と。
5月に入って日に日に暖かくなり、そのためもあってか全国的に、新型コロナ感染者数が減少してきています。でもマスク着用はお忘れなきよう。
本日はご来場、ありがとうございました。
                                  
本公演、21日昼は他と比べて格段に予約数多く、当日満員となりそうです。なのに(?)、他はまだまだの状態。昨日の5回目の通しはかなりの上出来で、点数をつけると80点。でも、まだ本番まで10日あり、80点に上乗せ出来るはず。未だ予約をとっておられない方はすぐにご予約ヨロシク😓

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