竹内銃一郎のキノG語録

炎天下の広島三日旅。ああ、お疲れさん😩2022.07.06

昨日の朝10時半過ぎ、閑社さん、武田さんが我が家に来訪。「モナ美」の制作関連がすべて終わって、キノG-7の銀行通帳を持ってきてくれたのだ。ついでに、というのもおかしな言い方になるが、とりあえず来年のキノG-7公演はどうするかという話になり、ここ数日わたしが考えていたこと、即ち、「モナ美」の出演者を核にして、JIS企画の最後の作品となっている「マダラ姫」(2004年公演)上演を考えていることを話す。ふたりは実になんとも温かい心の持ち主なので、一も二もなく賛成を表明してくれたので、一緒に伊勢丹にある中華料理店「點心茶室」に行って昼ご飯を食べて別れた後、わたしは家に帰って、前述の「モナ美」出演者たちに、来年5~7月の予定を聞くメールを送る。ふう😑
さあ、広島旅日記の最後の三日目を以下に。
前日28日から日陰を選んで歩いても頭がボーっとするような暑さだったが、翌日の29日の尾道はさらにさらに暑く、予定していた初めての向島行きを諦め、今回が三度目の宿泊となった尾道みなと館(大好き!)から歩いて10分ほどのところにある「千光寺山ロープウェイ」の乗り場へ行って、ロープウエイに乗り3分で山頂に到着。しかし、山頂から周りの風景を見る心の余裕などカンカン照りの暑さの下ではあろうはずはなく、すぐにまたロープウェーに乗って下に降り、それから、これまで行こうとして行けなくて、今回こそ行こうと思っていた浄土寺にも、歩くのが暑くて辛くて …。浄土寺は、小津安二郎の「東京物語」の終わり近く、奥さんが亡くなった朝、笠智衆演じる主役の爺さんが、小高い丘の上にあるこの寺の境内の隅に立って、海を見ているというシーンを撮ったお寺である。
それで、ロープウェー乗り場から歩いて10分ほどのところにある「おのみち映画資料館」へ。中に入ると冷房完備で涼しいのなんの。ここへは7,8年前に一度入ったことがあり、中はどう変わっているかと思っていたが、さしたる変わりようはなく。客はわたしひとり。尾道から福山に行く予定の3時過ぎまでまだ時間は2時間以上とたっぷり過ぎるほどあったので、置かれてあった雑誌「映画芸術」を久しぶりに読む。昨年度の日本映画ベスト10・ワースト10の投票結果が書かれていた。投票者の大半はわたしがその名を知らないひとばかり。外国・日本で高い評価を受け賞ももらった「ドライブマイカー」は確かベスト10の5位くらいで、ワースト10でも同様だった。各自の投票及び評価理由の多くはなんとも付き合いにくい内容で …😒😒
商店街の食堂に入って予想以上においしかったハンバーグを食べて、尾道駅から福山へ。目的地は、webで知った明王院。国宝の建造物がふたつもあるというのだ。駅前のバス停からバスに乗ってその目的地に着いたのだが。う~ん😥、明王院行きのバスは一日に2本しかないことは分かっていたが、福山駅行きのバスの乗り場が院の近くにはなく、だから何時にバスが来るのかも分からず😥😥駐車場に結構な量の車が置かれていたから、きっと来院者の大半はバスなど使わないのだな。本堂、五重塔ともに国宝というにはいささか地味な建物で、それを見てさらに院内のあちこちをカンカン照りの下で歩く気にはなれず、バス乗り場を探しつつ福山駅に向かって歩く、1時間余🪳🪳。18時過ぎに京都の我が家着。広島の三日旅に歩いた距離は45キロ強。お疲れさんでした😩

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