竹内銃一郎のキノG語録

気がめいる日々に抗して見た、感動的映画について2022.07.25

暑い、実に暑すぎる今日この頃。雨でも降ってくれないかと思ったりもするが、川が氾濫するような豪雨だけは勘弁🤑それにしても、今月に入った頃は、週ごとに感染者数を減らしていた新コロが、ここにきてまた全国くまなく爆発状態に😩。昨日終わった大相撲、全力士620人中の3割強が新コロ感染者となって休場したとはナンテコッタ😱京都の感染者もガンガン増えている、ああ、嫌だ嫌だ😩😩😩このこともそれなりに関係あるのだろう、来年予定していたキノG-7の公演、どうしたものかと迷い始めているわたし😔。気が滅入っているのだ。このブログを二週間ほど書かずにいたのもそのためだ、ああ😒という話はさておき。
前回は子どもたちがメインとなっている映画について書いたが、今回は老人がメインの映画&ドキュメンタリーについて書こうかと。
先週見た「父はフロリダを夢見て」は、4月にWOWOWで放映されたのを見て、その高度な出来栄えに驚かされた「ファーザー」と同じ戯曲を原作にしているものだというので、これまたWOWOWで放映されたものを見たのだが、両作ともに主人公は80歳の認知症を抱えた老人であること、彼の娘が父の介護に翻弄されて …という以外に似通ったところが皆無に近いことに、まず驚く。さらに、「ファーザー」の監督は原作者のフローリアン・ゼレールなのだが、映画監督はこれが初めてで、年齢はわたしくらいかと思っていたら、wikによれば現在の年齢が43歳だということだから、まあ、驚いたのなんの😱😱😱
両作ともに、どこまでが現実でどこからが主人公の幻想妄想なのかははっきりしない、そこがまたわたしの心を引き付けたのだが、そう、今日、本屋で立ち読みした<認知症>に関する本には、2025年にはこの国の75歳以上の老人の30%は認知症になると書かれてあってショックを受ける。わたしは今年の10月11日には75歳になるのだ😩次のようなことも書かれてあった。認知症のひとは、昔のことはよく覚えていても、二、三日前のことがすんなり出てこない、と。ヒェー。20年、30年以上前の映画のタイトルやストーリー、出演者名等は、それが好きな映画ならかなり鮮明に記憶しているのだが、二、三日前に見た、とりわけ外国の映画は、それが面白かったことは覚えていても、出演者名はもちろん、タイトルも少し長めになるとすぐには出てこないのだ、クー🪳🪳🪳
先週金曜の夜9時にNHK.BSで放映された「新日本風土記 絶景鉄道 只見線」にも心惹かれた。走る列車をめでるが如き、田畑や木々の間、あるいは、川を渡る鉄橋等々、只見線の風景のなんと美しかったことか😍そして、そんな風景が自らの生きがいであることを語る老人たちの語り口もまた。とりわけ、あれは結構新しい、といっても20~30年以前には作られたのであろう、故郷を愛でる民謡を歌った80歳くらいのばあちゃんの歌声がなんとも切なく、わたし思わず涙をハラハラと …🥲
改めて考えてみると、現在の日本の映画で、幼い子供や年かさの老人を主人公に据えた作品など皆無ではないか。何故だ😤😤😤

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