竹内銃一郎のキノG語録

ハズレが続いたその後に、思わぬ喜びが👻2023.03.11

昨日は待ちかねていた一日だった。先月末、久しぶりに直珈琲に行って直さんに、傑作「おみおくりの作法」を撮った監督、U・パゾリーニの新作「いつかの君にもわかること」が、3月10日からアップリング京都で上映されることを聞いたので、勇んで出かけたのだのだったが …👻
この映画館、一度以前に行ったことがあり、そこで何を見たのか忘れてしまったのだが、とにかくクソ面白くもない映画だったことは覚えていて、中に入った途端にその時の記憶が蘇り、もしかしたら今度も? なんて不吉な予感が頭の中をかすめたのだったが、まさかパゾリーニの映画にむかつくことなどあろうはずがないとすぐにそれを打ち消したのだったが、な、なんと😖詰まらなかったんだな、これが😿
主人公の男には4,5歳の男の子がいて、病気で近々亡くなることになる主人公はそうなった時のために、あちこちに出かけて息子を引き取ってくれるよう頼むのだが …という話。でも親父の役の男優も、その息子も悪くはないけど良くもなく、ただただ淡々とそんな話が進められるだけで、なんじゃこりゃ🤑って映画だったのだ。
見終わったあと、映画館と同じビルにある餃子屋で餃子を食べたのだが、これがまたイマイチで🤒その後、「満ちる」で流す音楽がまだ決まってないので、10分ほど歩いて京阪三条駅前のブックオフに行き、映画音楽のCD探しにあたったのだが、これと言うものはなく …😩家に帰ってTVでWBCの日本VS韓国戦を見たのだが、中盤辺りから日本の一方的な展開になってこれまた5回裏表で見るのを止めて…🤔
あれもこれも期待外れに終始した一日となったが、唯一、これは😮とその面白さに驚いたのが、一昨日から最終確認を始めている「竹内銃一郎集成➂」の中に入っている「Moon guitar」だ。この戯曲は、10年ほど前に、土橋くんに頼まれてA級Mの公演用に書いたものだが、今回久しぶりに読み直して、これは<笑いあり涙あり殺しあり>の相当な傑作であることに気づいたのだった👻👻👻

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