竹内銃一郎のキノG語録

これまで未体験だった、昨日(5/12)夜の「満ちる」の感動😍2023.05.13

さっきツイッターにも書いたのだが、昨日の夜の「満ちる」は凄かった😍これまで40数年間、芝居に関わってきたなかで、感じたことのない感動が、いや、感動とも違う、何と言ったらいいか分からないモノを感じてしまったのだ😮😮😮
多分、戯曲が想定しているもの、演出時に構想していたものを大きく超えた、想定外の世界が現出されたからだろう😲
似たような経験の思い出は、柄本さんと広岡さんとのふたり芝居「氷の涯」を、宮崎市の千人近く入る大きな劇場でやった時、柄本さんのまるで歌舞伎役者のような<ビックリ演技😍>に、開いた口が戻らないような衝撃を受けたことがあったが、当然、あの時とは違う。
出演した諸君全員が、これまでの稽古時&本番には見せなかったものを見せたからだろうか❓ 確かに、かなり執拗に厳しく「違う違う」とわたしに言い続けたさせた大地役の島田くんが、驚くほどの上昇気配を見せだしたこともその理由のひとつだろうが、それはおそらく、幾つかある感動理由の<単なるひとつ>に過ぎない。これまでのわたしが演出した芝居の出演者の中では、BIG3のひとりである藤原くんも昨日の夜の演技では、階段をひとつふたつ登ったし、前回の「モナ美」で、わたしの想定をはるかに超えた演技を見せた平山さんも、藤原くん演じる健一に、「どうしてもダメか?」という問いに答える「なんのこと?」というさりげない物言いに、わたしは「ウっ…😿」となってしまったのだ。
多分、彼女はその物言いを意識していたわけではなかったはずだ。意識なく(?)そんな<驚くべき物言い>が出来たのは、俳優経歴が30年近くとなる俳優、金替さん、武田さん、坂口さん、及び、彼女より年少の佐藤くん、大野さん、彼女より年長だが長く演劇とは遠ざかり、二年前から演劇界に復帰した清本さん等、皆が皆、さりげなく😲?稽古で見せていた演技を軽々と超えたものを見せたからだろう。いやあ、芸能プロ社長役の清本さんには、笑った笑った🤣
出演者たちの<これまでとは変わった演技🐧>の真意はよく分からない😿本番を重ねたからだけではあるまい。「役になりきって …」というわけではないはずだ。とりあえずのわたしの考えは、意識することなく、演じる役をベースに、日常の自分とも、演じる自分とも違う<もうひとりのわたし>を半ば無意識に発見したからではないだろうか😓❓
いや、そうじゃないな。理解不能だ。だからわたしは、これまで感じたことのない種類の感動に襲われたのだろう、多分🙃

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