E・ルビッチの「街角 桃色の店」、わたしの新作戯曲にいただきま~す🤣2023.07.21
なんとかせねばと日々苦闘を重ねていた新作「コスモス」のシノプシス作り。それが昨日、この線でいけばなんとかなるのではと俄然、気分が高揚したのだ😍
昨夜、新作の参考にならないかと、二、三年前に録画したが未見だったルネ・クレールの「悪魔の美しさ」(1950年公開)と、やっぱり2,3年前にブックオフ(多分、太秦の)で買うもこれまた未見の、エルンスト・ルビッチの「街角 桃色の店」を立て続けに見る。先に見た「悪魔の~」、最初はゲラゲラ笑っていたのだが、始まって30分ほどしたら眠ってしまい、終わる10分前くらいに目覚める。意外や、そんなに面白くなかったのだ🙃⤵。しかし、続いてみた「~桃色の店」の面白さといったら …⤴😍😍😍
この映画、ビックリしてしまったことが幾つかある。その1。約100分の作品なのだが、そのうちの多分70分くらいは、主役を演じるジェームス・スチュアート他が働く高級雑貨店(?)を舞台にしていて、他は、最後に彼と結婚することになる女性が入る病院、店の周辺でのシーンくらいしかないのだ。本作の原作は戯曲らしいのだが、そんな映画はほかにも多々あり、まるで芝居そのものと思わせるこんな映画はこれまで見たことがない🐶
その2。出演俳優全員、実につぶぞろい😉わたしが知ってるのはJ・スチュアートのみだが、店の主人から終わり近くに出てくる17歳のバイト役の男の子まで全員、芝居がうまいのなんの👻。かの小津安二郎も「ルビッチ・タッチ」に少なからずの影響を受けたらしいのだが、最近の日本映画や、とりわけTVドラマに出演する俳優で、「うまい!」と思わせるのはおそらく片手の指の数ほどしかない🥺ことを考え合わせると、まさに本作は「奇跡の映画」なのだア🤗
その3。映画の最後はクリスマスの日で、ここにいたるまで、店の主人が自殺を図り、美人女性がベッドから起きられない等の事件は起こるのだが、店の外で降っている雪がなんともかとも、これまであまり見たことのない美しさなのだ🤗一見、本物の雪のようだが、この映画は全部セット撮影なのでそんなことはなく、それに、こんな雪は実際にあるか? と思わせるような大粒の雪がパラパラと降り続けるのである。やっぱりこんな映画も見たことがない😉
コメディ味の映画をお好みのひとには是非見てもらいたいので物語の詳細は書かずにおくが、しかし、映画館やTVで上映されることはなさそうだし…🐧
わたしがブックオフで買った本作のDVDの値段は確か600円くらいだったはずだから、ウー、なんて運がよかったんだろう🤣🤣🤣