竹内銃一郎のキノG語録

Thank you! 映画「ぶあいそうな手紙」再見👻2023.07.27

今日も朝からうだるような暑さ。朝食を食べ、ベランダに出てタバコを吸っていたら、せいぜい1,2分なのにもうボーとしてしまい、今日は東福寺の散髪屋に行って、そのあと、もう一か月以上ご無沙汰している直珈琲に行く予定だったのだが、無理だと断念😩仕方なく(?)、映画でも見ようとTVをつけて、録画した中から「ぶあいそうな手紙」を見たのだが、これが😍😍😍‼
一年以上前に本作が放映されたのを見た時、これは傑作だと思い消さずに残しておいたのだから、面白いのは当たり前だが、記憶力の減退もあってか、まるで初めて見るようなその新鮮さに驚く🐶。78歳のひとり住まいの老人が主役。視力が相当衰えているせいもあってか、足取りもトロトロ。彼に一緒に住まないかと言いに来た彼の息子とのやりとりから始まって(それを断る)、隣の部屋に住む同年代の男とのやりとりや、週に一度、彼の部屋の掃除にやって来るおばちゃんとのやりとりの後、同じアパートの住人達が飼っている犬の散歩を引き受けている若い女性と親しくなって、彼女とのやりとりが物語の核になり …
Wikで調べたら監督はアナ・ルイーザ・アゼヴェードという60歳の女性で、本作はウルグアイの映画賞等を受賞しているらしいのだが、監督作品は本作のみというのは何故? 主役を演じる俳優、相手役(?)の若い女性、その他の出演者も皆リアルなことこの上なく、流れる音楽、シーンの構図も実に見事で、不要なカットも皆無🐧どうしてこんな傑作が他国の有名な映画賞を受賞していないのか、実に不可解😯前回には、ルビッチの「~桃色の店」が、来年8月に上映予定の新作を書くのに大いに参考になったと書いたが、こっちの「ぶあいそうな~」の方がぐ~んと大きな力でわたしを後押ししてくれそうだ👻👻👻

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