竹内銃一郎のキノG語録

新作「コスモス(仮題)」の冒頭 笑ってもらえるカナ🤔?2023.09.26

本日より、来年上演する新作「コスモス」(仮題)を書き始める。
ストーリー的には、若い女性ふたりが上演予定の芝居の稽古をしているところから始めることは決めていて、最初は、シェイクスピア劇のなにかからと思っていたのだが、どれも長台詞が多いのが気になってパス😓。結局、わたしが20数年前に書いて、最近はよく上演されている、<女性のふたり芝居>の「眠レ、巴里」か「かごの鳥」に、と思ったのだが、時間にして5分足らず、ページにして2枚足らずにするためには、どのシーンを選んだらいいのか、それがなかなか決めることが出来ず、イライラがドンドンつのって両作ともに放り出し …😩
それが😍! 10日ほど前にTVで録画を見た、映画「つぐみ」が結構なヒントを与えてくれたのだ。それはなにかというと …
映画が始まって間もなく、主演のつぐみを演じる牧瀬里穂が鼻の下にヒゲを書いて登場😮したのを見て、これだ🤣と思ったのである。つまり、ふたりの女性のどっちかにヒゲをつけて登場させようと。当初は、前述した「かごの鳥」のペン役にヒゲをと考えたのだが、もうひとつドキドキしない。「う~ん😓」と再度頭を抱えて数日経過😿⤵
それが昨日、いつものように(?)競馬で負けて、腹立ちまぎれに、本棚の中から長らく読んでなかった(30年くらい?)「竹内銃一郎戯曲集」(1988年而立書房刊)を抜き出し、最初に載っていた「東京物語」を読んでみると …🐶
この作品は、当時よく読んでいたマヌエル・プイグの小説の中の一篇、「蜘蛛女のキス」を下敷きにした二人芝居で、1987年の4月から10月まで毎月末の2日間、スズナリで上演。この頃はいつもだったが、ホンがなかなか書きあがらず、確か初日の前日の夜に最後の数ページを書き上げ、ブレーキ役を演じた小田さんにそれを渡したのだが、当然のように、それなりの長さがあった台詞を覚えることが出来ず、それで、確か我が家の本棚にあった「原節子写真集」の中に原稿を入れ、それを読んでる小田さんのシーンで舞台は終わりを迎えたのだった😱
今回は、その男性ふたりを女性が演じ、いわゆる<おかま>役を演じる方にヒゲを付けていただくつもりである。はたして、観客の方々に笑ってもらえるカナ🤔?

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