「竹内銃一郎集成➃ 引用の快」の宣伝デス😊2023.10.02
昨日の朝の7時過ぎ、タバコを吸うべくベランダに出ると、予想だにしなかった涼しさ😮! 天気予報によれば、お昼はまだ25度を超えるらしいが、朝晩は20度以下になるらしい。やれやれ。先週一週間の歩行距離は久しぶりに50キロを超えたが、ヨシ、これからはこれまで通り、毎週50キロ超えを目指して歩くゾォ🐶
数日前に松本工房から「竹内銃一郎集成➃ 引用の快」の本文初稿が届く。今月の23日までに、修正・確認をして当社に返送を、と書かれていたが、新作がなかなか書けず、過去の作品をもう一度読み直すことが新作を書く励ましになればと、中に入る5作をこの数日で全部読み直すことにする。
今回入る5作とは❓ 「酔・待・草」(1986年9月 秘法10番館) 「東京大仏心中」(1992年9月 東京国際演劇祭) 「みず色の空、そら色の水」(1993年9月 東京乾電池) 「ラストワルツ」(1999年7月 JIS企画) 「オカリナJack&Betty わたしたちののぞむものは」(2010年8月 DRY BONES)
どれも書いた自分でも「面白い」と思ったが、それぞれの思い出を以下に。
「酔・待・草」の主人公、木場と森川が演じたブッチとサンダンスという役名は、映画「明日に向かって撃て」からのパクリだ🤣。もちろん(?)話の内容はまったく関係ないが、唯一、ラストの直前に、ふたりが「ヴォリビアへ行こう」というと、自動小銃の連射音が響き渡るところは借用😉。
このシーンの後、劇の冒頭で、木の下で眠っている少女について語った「かおる先生」が再度、同じ話を語り始める。すると、ゆっくりと舞台の幕がおりるのだが、その幕の向こうで、延々とかおる先生が語り続けるという、このラストシーンは今でも記憶に残る名場面😱だって、幕が下りた向こうで台詞を語る声が、ちゃんと明晰に聞こえたんですから😍これを演じた村田ひとみは、この年の翌年に3本の芝居の主役を演じた後、劇団を辞めて田舎に帰った⤵。彼女とはもう30年以上会っていないな😿10年ほど前になるのか、NHKの「新日本風土記」に出演したのを偶然見たのだが。もう60歳になってるんだよね。お元気でしょうか🙃
「東京大仏心中」は、小津安二郎の「晩春」をベースした、佐野さんと中川安奈さんの二人芝居である。作品をという声をかけてくれたのは、確か七字(英輔)だったはずだが、二人芝居をというのは、彼から依頼されたのか、わたしが自分で選んだのか、もう記憶にない。
佐野さんが演じた父親は50代後半。当時の彼は多分30代半ばだったはずだが、「晩春」で60前後の父親役を演じた笠智衆は当時はまだ40代だったはずなので、彼でいこうと決めたのだった。佐野さんとJIS企画を立ち上げたのは、この作品がきっかけとなったのである。娘役に中川さんを選んだのは? もちろん、選んだのはわたしだが、多分、映画「敦煌」に出演した彼女を見た時、「なんて綺麗だあ😮」と思った記憶があり、「晩春」の娘役はあの原節子だったので、ダメもとでオファーを出したらOKをいただいたのだ😊しかし …
この作品をきっかけに、中川さんとも親しくなって、この後、JIS企画に数本出演していただいたが、な、なんと数年前に亡くなってしまった、クー😿😿😿(この稿続く)