竹内銃一郎のキノG語録

驚くべき傑作の数々だあ🤩🤩🤩2024.02.27

今朝8時。タバコを吸おうとベランダに出ると、「ホコリ?」と思わせるような白い粉が降って来て、よく見ると雪だった😮寒いはずだ。
公演を行っていた先々週あたりは、朝はともかく、昼前から夕方過ぎまでは15,6度の暖かさだったが、数日前から一日中10度以下という寒々な日々が😣昨日も6,7度の午前中に、うちの奥さんに頼まれ、往復1時間余歩いて伏見税務署まで行ったのだが、行く途中、時々パラパラと雨が降り、冷たく強い風に吹かれてブルブル何度も震えたのだが、帰りにはなんと、短時間ではあったが上着でも脱ごうかと思わせるような暖かな時間があって😮もうじき春が🤔? と思わせたのだったが。
先週の木曜日から、「竹内銃一郎集成➄ コスモス狂」に入れる戯曲の最終添削をしている。新作の「コスモス ~」を書き上げるべく、戯曲の書き方のイロハを確認するためだ。22日、23日と読んだ「月ノ光」は、自分で言うのもなんだが、これは◎の傑作🤩!改めて、これで読売文学賞(100万円❣)をいただいたのは当然だと思われた。
佐野さんが演じたK=カールをはじめ、彼以外の登場人物5人もすべて実に魅力的だが、中でも、初演時には谷川くんが、再演時には小日向さんが演じた、良人・ヨーゼフの言動の面白さといったら🤣シーンとしては、同じアパートに住んでいる親しい友人、カールとグラックスの最後のやりとりが最高か。「おやすみ、カール。ぼくはアメリカに行くよ。アメリカに行って ……、そうだ、きみのような芸人になるんだ …」これは、カールをピストルで撃ち殺したグラックスの台詞だが、実はこれには思いもよらぬウラがあるのだが ……😭⁈
24日25日には、おそらくほとんどの人が読んだことがないはずの「ラメラ」に目を通す。これが、前述の「月ノ光」と内容は全然と違うが、面白さは変わらないことに驚く。なんじゃこりゃ😝! 本作は、近大の教え子たちと作ったDRY BONESの3作目だが、前2作は学生に書いてもらったので、わたしの新作としては、2004年にJIS企画で上演した「マダラ姫」以来のものだった。 タイトルの「ラメラ」は、たまたま読んでいたスラヴォイ・ジジェクの『ラカンはこう読め!』から頂いたもの。登場人物は12人。特別出演をお願いし、「カルビ」を演じた水沼以外は、全員学生。ラメラとは当然(?)怪物=エイリアンの名称で、劇中いくども「ラメラが …」と幾人かの女性たちに囁かれ、そのたびに物語は危うい方向へと進むのだが、しかし、最後のシーンは?
久しぶりに読んだせいかと思われるが、自分ながらこんな驚くべき話をどっから持ってきた🤠!と思わせる快作。さっき調べたら、このブログの2018年5月22日版にこの戯曲の中身が紹介されているので、関心をお持ちになったら是非お読みください。

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